特別対談

ブリッジインターナショナル
代表取締役社長吉田 融正

愛媛県松山市長野志 克仁

2007年の事業所開設時から、ブリッジインターナショナルグループにとって、
松山市は第二のふるさととも言えるほど、つながりの強い場所になっています。
松山事業所の成長を通して、社員一人一人の成長はもちろん、松山市を一層、盛り上げていきたい。
当社社長吉田と松山市の野志市長による対談で、その思いを再確認しました。

はじめに

吉田社長
松山の地で操業してから、ちょうど10年が経過しました。
これまでのご支援に感謝申し上げるとともに、今回このようなお時間をいただき誠にありがとうございます。
野志市長
松山市の誘致企業として地域経済の発展に御助力いただき、誠にありがとうございます。
10年間、順調に事業を拡大していただいていることに、深く感謝申し上げます。

松山事業所の仕事について

吉田社長
当社は、インサイドセールスという営業のアウトソーシングを業としています。一連の営業プロセスのうち、市場調査や見込み客の発掘など、企業側から見た場合、ノンコアな業務を抜き出し、クライアントの営業担当者に代わり当社の社員が電話やメールなどのマルチメディアを駆使して非対面営業というスタイルで担います。提案や商談といったコア業務はクライアントの営業担当者が、ノンコア業務は当社が担うという営業のプロセス分業を実施することによって、クライアントの業績アップに貢献するのが、私どもが提供するサービスの柱となっています。
松山事業所は、2007年から松山市の多大なご支援をいただき、インサイドセールスアウトソーシングサービスの主要実行拠点となっています。この事業は、電話やWebを使って日本全国どこからでも営業活動をすることができ、エリアを限定されないのが特徴です。松山の地でも都市部の企業に対してしっかりと営業活動を行い、コミュニケーションをとることができます。営業活動をされる側である企業のご担当者の方々も、今は業務にインターネット、Webを活用されているため、「訪問してもらわなければ、商談ができない」という考えを持たれなくなってきました。
野志市長
なるほど。御社のインサイドセールスという業務は、大都市から離れた松山でも大きな仕事に携わるチャンスに溢れているのですね。
ところで、松山の人材には、どのような印象を持たれていますか。

松山の人材についての印象

吉田社長
現在、松山事業所は地元松山で採用した正社員130名、そのうち2009年から新卒採用も開始しており、地元松山大学、愛媛大学などから迎え入れております。松山事業所の管理職も東京からの転勤者等ではなく、地元松山で採用し、管理職として育成したメンバーで構成されています。
松山のメンバーは、とてもまじめで、積極的に研修に参加、地道な作業も実直に取り組むという特徴があると感じますね。
野志市長
松山の人は、まじめで粘り強く、また、穏やかな人柄で、お客様への対応も良いという評価を、他の誘致企業からもいただいています。
これは、四国霊場八十八か寺のうち、市町村で最多の八か寺が存在し、昔から多くのお遍路さんをもてなしてきた文化が、松山に根付いているためだと考えています。
また、半径5kmに都市機能が集約されたコンパクトシティであり、「通勤や通学時間の短さ」や「ショッピングセンターへの近さ」は全国1位です。
さらに、「余暇時間の長さ」や「賃貸住宅の家賃の安さ」も全国1位で、これらは、「主婦が幸せに暮らせる街ランキング」の全国5位や、「ストレスオフ県ランキング」の全国1位などの結果にもつながっています。
さらに、少子高齢化に伴う人手不足が大きな問題になる中、現在、松山市では働き方改革を推進しています。
因みに、場所や時間の制約が少なく、子育てや介護中の方、お年寄りや障がいのある方など、様々な方が就労できるテレワークについて、10年以上前から拡大事業に取り組んでおり、これまで500人以上のテレワーカーを育成しています。

働き方改革と
インサイドセールス事業の関連性

吉田社長
松山でも働き方改革は、浸透してきているのですね。
当社も働き方改革の実現を担えるサービスを、設立以来16年間続けています。従来の法人営業は、女性やシニア層は体力的な観点から従事しにくく、社員の出産・育児、介護などの一時的な離脱が発生すると利益の機会損失を起こしやすいほか、同行営業などのOJTは負荷がかかるため育成に時間とコストがかかりやすい、長時間労働が常態化しているなど、課題・問題がありました。
私たちが推奨するインサイドセールスによって、内勤のため、女性やシニアでも体力的な不利を感じる必要はありません。雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保も可能です。また、プロセス分業と顧客データベースの活用などによる情報の資産化によって、一時的な社員の離脱が起こっても利益の機会損失を起こしにくい仕組みを構築しています。そのため、社員に安心感を持って働いてもらえるほか、多様で柔軟な働き方を実現しています。また、内勤でチームワークをとり、営業活動ができるので、OJT・育成の負担軽減や、長時間労働の是正にもつながります。さらに、顧客訪問の移動時間がなく作業分担がしやすくなるため、所定時間内の業務管理がしやすいという点からも、長時間労働を是正することができると考えております。
野志市長
それは素晴らしいですね。
御社のサービスそのものが、働き方改革の手段の一つだと感じます。
また、それを実践されている企業が、本市に根付いていただいていることを大変心強く思います。

ブリッジインターナショナルの取り組み

吉田社長
ありがとうございます。
当社はすでにどの拠点においても、女性社員は出産後も復帰することが当たり前で、復帰後の時短就業も時間的な制約以外は、何もございません。
しかしながら、時代の流れにそって、常に就業環境を改善、変化させ続けなければならないと考えております。
例えば、当社は2年前よりAIの技術を使って、営業活動のモニタリング研修や活動のナビゲーションを行えるシステム「SAIN」を開発し、今年5月からそのシステムを使った顧客向けサービスの販売を開始しました。社員が精度の高い仕事をできるように環境作りをすることによって、“働きやすさ”につながっていくと考えています。
何より、当社のアウトソーシングサービスの実行拠点が松山にあることが、まさにインサイドセールスの有効性を体現、高品質の証にもなっています。
今後とも、松山の地で大きく事業を育てていきたいと考えています。
野志市長
今後もできる限りの支援をさせていただきたいと思いますし、様々な面で連携できれば良いですね。
御社の益々の発展を心から期待しています。
吉田社長
引き続きご支援をよろしくお願いいたします。